2月7日モーニングロケッツ木曜日(高橋さゆり&金田まり子)

10時台のゲストに、毎月第1木曜日にお届けしている「くさつ歴史こぼれ話」

草津宿本陣・草津宿街道交流館の館長 八杉淳さんをゲストにお迎えしました。

今回は「常善寺の歴史」についてお話いただきました。

常善寺は草津宿で最も古い歴史を持つお寺で普段は閉まっていますが、

草津宿場まつりと街あかりの時には一般公開されます。

常善寺は奈良時代に良弁僧正が創建しています。良弁僧正は東大寺にも関係がある名高い僧侶です。

創建から50年ほど後、光仁天皇の時代に干ばつが続いたためお寺に雨乞いを命じたところ、

翌年に大雨が降ったことを喜び天皇が仏像とお堂を造営して「常善」の寺号を与えた…と伝わります。

鎌倉時代 幕府と朝廷が争った承久の乱で、東国の武士たちが京に向かう途中に常善寺に乱入して、

本堂その他の建物が焼失し財宝も奪われたそうです。その後 叡尊上人が荒廃したお寺を再興して、

阿弥陀如来などを安置します。この仏像(阿弥陀三尊像)は現存し、国の重要文化財になっています。

室町時代には足利将軍が京都から伊勢へ行く途中で休憩や宿泊した場所「草津御所」が

この地で一番大きなお寺だった常善寺に造営され、江戸時代の本陣のような役割を果たしていました。 

また徳川家康が関ヶ原の合戦に勝利した4日後、

上洛の途中に常善寺で2日間宿陣をした時敵将の石田三成が捕えられ、

お寺に連れてこられたと言われています。境内には三成を縛り付けた松の木「治部つなぎの松」が

最近まで残っていた…と伝わります。

徳川家に取り立てられた常善寺は領地を与えられ、三つ葉葵の紋を使うことを許されます。

参勤交代の大名はお寺の前で乗っている籠を開けて、一礼をしてから通り過ぎたそうです。

 

「くさつ歴史こぼれ話」次回は3月7日(木)を予定しています。どうぞお楽しみに…

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