モーニングロケッツ(5月30日)「歴史のなぞ」

第5木曜日は「歴史のなぞ」
栗東市小槻大社宮司で京都市歴史資料館主任研究員の宇野日出生さんをお招きしました。
 
平安時代の京の都は貴族とその家族が人口の半分を占めるバランスの悪い人口構成で、
その中でも上位20~30人ほどの貴族がすべてを支配して、その頂点に立つのが天皇という社会構造だった。
 
記録が残っている高級貴族たちの生活をひも解いてみると…
衣…十二ひとえに表わされるように女性も男性も動きづらい装束を着て、室内で一日中あまり動かない
食…食材は豊富でもそれを加工調理する技術がないので、美味しく食べることができず食に興味がわかない
住…寝殿造りの建物は見かけは立派だが、中に入ると風通しが悪く奥の方は暗い
 
平安時代の高級貴族の暮らしは、衣食住とも優雅でぜいたくな見た目の美しさがあって
それが王朝文化の特徴だったが、人間の健康を維持するのに重要なところはないがしろにされていた
 
たとえばお手洗いは部屋の中についたてを立てて、そこでおまるのようなものに用を足していたり、
お風呂は湯を沸かすのも大変で年1回入るくらいだったり、散髪しないので髪を長く伸ばしたままだった。
 
健康的な生活、清潔な暮らしではなかったので病気になる人も多く、病気になっても加持祈祷をしてもらうだけなので
平安時代の平均寿命は男性32歳女性27歳と非常に短かったそうです。
 
私たちが平安時代の絵巻物から想像する優雅で美しい貴族の生活とは全く違った側面もあることに驚きました。
 
「歴史のなぞ」次回は8月第5週の8/29(木)にお送りする予定です。どうぞお楽しみに。
 
 

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