2月2日(土)12:00~放送の番組を配信します。
2月2日(土)放送(再放送は2月13日)のテーマは「急がば廻れの語源は!!くさつ!」をお送りします。
お話は 草津市観光ボランテイアガイド協会 中後佐知子さん
第45回となる今回は、「急がば廻れの語源は!!くさつ!」についてお送りします。
室町時代の連歌師、宗長が、「もののふの 矢橋の船は早くとも 急がば回れ 瀬田の長橋」と詠んでいます。大津は矢橋の対岸で、真向に渡るわけですから大変近道です。しかし、気象条件により船の欠航があり、比叡山からの吹き下す突風(比叡おろし)で船が転覆する危険を伴うので、自分の足で歩き瀬田の唐橋へ回って行く方が安全であるという意味です。それで、東海道と矢橋道の分岐点が、急がば回れの語源の地となる訳で、広辞苑の辞書にも記載されています。
旅の発展と矢倉の道標・姥が餅や(うばがもちや)・矢橋道(やばせみち)・若宮天満宮(わかみやてんまんぐう)・芦浦道標(あしうらどうひょう)・矢橋港跡(やばせこうあと)などについて解説頂きました。
東海道名所図会から
矢橋の渡しの地図と地名