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12/16(木)モニロケ ゲスト カメラマン太田康介さん「うちのとらまる」

12/16(木)モニロケ785木曜日は高橋さゆりと金田まりこでお送りしました。

「いきいき草津」前半はゲストに草津市在住のカメラマン 太田康介(やすすけ)さんにお越しいただきました。

太田さんはキャリア40年のカメラマンで、昔は報道カメラマンとして世界各地の紛争地帯に行き現実を切り取って皆さんに伝える仕事をされていました。

やがてご縁があって野良の子猫2匹を飼うことになり猫の魅力にすっかりハマって写真を撮りまくります。それが「うちのとらまる」という写真集です。

その6年後NHKのドキュメンタリーで多摩川の河川敷で暮らす外猫たちの過酷な環境に衝撃を受け、何とかしなければ…と当時住んでいた東京のご自宅近くの多摩川に出かけます。そこで11匹の猫たちと世話をされるおじさんに出会い、太田さんは猫たちの写真を撮りながら里親を見つける活動も始められます。

その活動が実って11匹の猫たちはすべて家猫になって幸せに暮らすようになりました。その中の1匹の白猫をご自宅で飼われます。

またその河原には猫のために生きておられるホームレスの方も住んでいたのですが、令和元年の台風で多摩川が増水して猫5匹とともに流されてしまうという悲しい出来事も起こります。そのことも含めて去年「おじさんと河原猫」という写真集を出版されました。

今年1月に故郷の滋賀県に戻られ今度は琵琶湖岸に住む猫たちに目を向けて写真を撮り始めます。そこではボランティアで毎日世話をされるご夫婦や湖岸を散歩する人からエサをもらって22匹の猫たちが生きています。この猫たちの家が見つかることを目標に活動されて2匹は里親さんが決まったそうです。

9月には「びわこねこ物語」と名づけた写真展を大津で開催されました。私も見に行ってきたのですが22匹の猫たちすべてに名前がついていて、野良猫でもちゃんと見守っている人たちがおられることを感じました。琵琶湖を背景に外でたくましく生きている猫たちの表情が飼い猫とはまた違っています。

太田さんは「猫が可愛いという瞬間を切り取るのではなく頑張って生きている姿を撮るように心がけています。猫は外で暮らすものと思われがちだけれども病気やけがのリスクが高く家の中で暮らすのが一番です。野生動物ではないので人がいないと生きてはいけないということを認識してほしい」と語られました。

太田さんの活動のようすや猫たちに対する思いはブログ「うちのとらまる」に書かれています。

「びわこねこ物語」の写真展は来年2/22(にゃんにゃんにゃんの猫の日)に滋賀県立美術館でも開催されますのでぜひご覧ください。

カメラマンとして40年いろいろな経験を積まれた太田さんのお話は次回来年1/20(木)の9時台にもお伺いする予定です。どうぞお楽しみに…

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