12/21(木)モニロケ785木曜日は高橋さゆりと三井麻莉子でお送りしました。
「いきいき草津」前半は「草津塾」の山口正男さんと丸林浩二さんにお越しいただきました。
草津塾では自然環境を学んで環境を大切にする活動をしています。草津市の北部を流れる葉山川流域が活動のフィールドです。
環境をよくするために色々な活動をしてほしいという草津市の求めに応募して、市の援助を受けながら活動を始めたのが2000年です。
地域の環境問題を一つ一つ自分たちができることから始めて、現在15人のメンバーが活動しています。
さらに地域の子どもたちに自然や環境について学んでもらおう…と考え、それには笠縫東学区を流れる身近な葉山川がとても役に立ったとのことです。
草津塾の具体的な活動としてまず葉山川の美化活動があげられます。毎月第1日曜日8:00~9:30に川に捨てられたゴミや流れ着いたゴミなどを集め、回収したゴミは分別して市のクリーンセンターへ運びます。最初のころに比べて集めたゴミ袋の数も着実に減ってきています。
同じように川のそばにあるメダカ池の管理も任されていて、池を憩いの場にしようと夏は月に1度草刈りもしています。
メダカ池にはザリガニが生息していて子どもたちはザリガニ釣りが大好きなのですが、特定外来生物なので観察した後は池に戻したり他の場所に移すことは禁止されているそうです。
また栗東市にある葉山川の源流から琵琶湖河口までの約10Kmのうち10か所の地点で水質検査もしています。
試薬に川の水を入れて色の変化を測定し、CODの数値が大きいほど汚濁が進んでいて魚が住めないのですが、水質は以前よりずいぶん良くなってきています。
それから笠縫東小学校1年から6年までの環境学習の支援も大切な活動です。学年ごとに葉山川流域で学習する内容は変わるのですが、特に5年生の川に入って魚とりをする授業は最大の行事であり、安全面に気をつけて行います。それを見て一緒に活動を手伝ってくださるご近所の方もあるそうです。
「子どものころ川でこんなことやったなぁ」という思い出が子どもたちの心に残ることをメンバーの皆さんは期待されています。
草津塾の活動はもう20年以上も続けていますが、毎月1回の葉山川での活動を見て家族で土手を散歩しながらゴミを拾ってくださる方や、草津塾の活動拠点であるメダカ池のそばに自発的に集めたゴミ袋を置いておかれる方もいらっしゃるとのことです。
活動を継続していくのは大変なところもあるけれど、その活動を認めてさりげなく協力してくださる人々の存在は本当にありがたいことであるし、葉山川での環境学習を目の色を変えて喜んで取り組んでくれる子どもたちを見ていると、これからも続けなければいけないと思う…と語られました。
草津塾さんのご活動はこちらのアメブロでご覧いただけます。https://ameblo.jp/kusatsujuku1/