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1/18(木)モニロケ 放送後記 ゲスト「滋賀コレかるた」企画・制作のグラフィックデザイナー 松井栄里さん

1/18(木)モニロケ785木曜日は高橋さゆりと三井麻莉子でお送りしました。
「いきいき草津」前半はスマイルデザインカンパニー代表の松井栄里さんにお越しいただきました。

「滋賀コレかるた」ができるまで

松井さんは「滋賀コレかるた」を企画・制作されたグラフィックデザイナーです。
京都ご出身で琵琶湖しかないと思われがちな滋賀県に実際住んでみたら、歴史や自然の豊かさや食べ物のおいしさなど琵琶湖以外にもいろいろ魅力のあることに気づきます。

そんな滋賀県の良さを子どもにも大人にも知ってもらおうと作ったのが「滋賀コレかるた」です。
滋賀コレのコレはコレクションのことで、名刺の肩書には「滋賀大好きグラフィックデザイナー」と書かれています。

もともと草津市の「輝☆業塾」で学んでいた時に「他と差別化して個性を出した方がいい」とアドバイスを受け、自分らしい商品を作りたいと思っていました。
当時4歳だったお子さんがお気に入りの魚かるたで魚に詳しくなったこともあって、かるたならグラフィックデザイナーの仕事の範ちゅうだ…とかるたづくりを決心します。

「滋賀コレかるた」の魅力

「滋賀コレかるた」には例えば「にんにん じゃじゃーん 甲賀忍者は薬の術」とか「くっさーい だけど おいしい ふなずしのきせき」という札があります。
子どもたちが好きな言葉「にんにん じゃじゃーん」や「くっさーい」を入れながらも、甲賀忍者は薬の作り方に詳しかったことや発酵しておいしい鮒ずしができることを奇跡と表現したり…子どものうちからかるたで滋賀のことを楽しく学べるように工夫されています。

草津については「かたちはおっぱい 家康さんも食べた うばがもち」とか「たびすれば くさつじゅくで ようおいんなぁー」の札があります。
おっぱいの札は子どもたちが大好きですごく盛り上がるそうです。ようおいんなぁーは「ようこそおこしやす」という草津弁です。

「滋賀コレかるた」は思わず手に取りたくなるとても素敵なかるたで、絵札は松井さんのデザインでかわいいキャラクターがいろいろ登場します。
あ~んの48枚に滋賀のことを盛り込んだ読み札は作るのが大変そうですが、ライターさんと2人で考えたものに他の方々からのアイデアも加えて完成しました。

「滋賀コレかるた」と地域活性プロジェクト

このかるたは草津の近鉄百貨店やインターネット1でセット1600円販売されています。
たくさんの子どもたちにかるたで遊んでほしいと願いながらも1600円という値段が子育て中のご家庭には負担になるのでは…と考え、松井さんは新たな仕組みを生み出します。

それは県内の企業にスポンサーになってかるたを購入してもらい、近隣の保育園やこども園の子どもたちに1人1個ずつにプレゼントするというシステムです。
アメリカで企業が子どもたちに参考書などをプレゼントするブックドライブという制度からヒントを得たもので「地域活性プロジェクト」と名付けられています。

購入してくれた企業のオリジナル札を特別に作り48枚に1枚プラスして子どもたちへのプレゼントとなります。
子どもや親にとっては身近な会社や工場を知ることができ、企業としては地元にPRできるとともに自社を子どもにもわかりやすく表現する新人の社員研修にもなるようです。

地域の子どもたちに何かをしたい…という思いがあったからこそ「地域活性プロジェクト」に賛同する企業がたくさん登場して、現在24社の参加があり2000人以上の子どもたちにかるたがプレゼントされました。

こうした企業のオリジナル札を「滋賀企業かるた」として今年7月大津の産業支援プラザで展示することが決まっています。
あ~んまで48枚のうち今のところ24枚作られていますが、残り半分できるだけ多くの企業からご協力いただければ…と語られました。

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