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声の広報 6月号こちら

5/30(木)モニロケ・歴史のなぞ 小汐井神社宮司 宇野日出生さん 「御神事 新嘗祭」

5/30(木)モニロケ785は高橋さゆりと三井麻莉子がお送りしました。
第5木曜日10時台は「歴史のなぞ」
栗東市小槻大社と草津市小汐井神社の宮司を務められる宇野日出生さんにお話をお伺いしています。

米作りの伝来

今回は日本の米作りと神さまや天皇家との深いつながりについてお話いただきました。
日本で米作りが始まったのは縄文時代後期です。渡来人から米作りやその後さらに農具を作るための鉄生産の技術などが伝えられました。
それぞれ高度な技術が必要でしたが、お米は日本の風土に合った食べ物でした。

まずお米を作るために人々は田んぼの近くに集団で生活するようになり、やがて村が出来上がります。
その村を統括する人が現れ、さらにそれを統括する人が登場して…と身分制社会が出来上がり、最終的にそれが天皇家へつながっていきます。

新嘗祭と天皇家

古来から日本では山や川 大きな岩などに神さまが宿ると考えられていて、その神さまを村にお招きして祀ったのが社殿の始まりです。
村に住む人々の生活に合う宗教施設の形が神社であり、神社は基本的には農耕社会と密接につながって現在に至っているので農耕にまつわる行事はたくさんあり、日本の文化は基本的にすべて稲作に基づいています。

たとえば11月23日は今は勤労感謝の日ですが、戦前は新嘗祭(にいなめさい)といってその年に収穫して献上されたお米を天皇が神さまにお供えしていただかれる神事が行われていました。
現在でも新嘗祭は天皇家の私的な神事として宮中で行われています。天皇家は米を作る重要な人一つの象徴的な家柄であることを表しています。

この新嘗祭に向けて日本各地の選ばれた農家(奉耕主)が天皇家に献上するお米を田植えから収穫するまで細心の注意を払って作ります。

滋賀県の新嘗祭献上米

令和5年滋賀県では栗東市の農家が奉耕主として「きらみずき」1升を宮中に献上しました。
きらみずきは滋賀県が開発した近江米の新品種で殺虫剤や化学肥料を使わない環境と健康にこだわったお米です。

全国からそれぞれ品種改良されたお米が新嘗祭に献上されてきます。こうした儀式が延々と今も続いていることは新嘗祭が重要な神事であり、日本人の伝統であるとわかります。
こうした文化は日本の農耕、米作り、お米を食べるという文化の根幹につながっていくので大切なことです。

ちなみに昭和3年昭和天皇が即位後初めて行う新嘗祭これを大嘗祭(だいじょうさい)というのですが、御上神社近くで作られたお米を天皇家に献上する際には一粒一粒を手作業で選別したという記録が残されています。

新嘗祭は稲作や農耕など日本のいわば身分制社会の根幹になるような一つの手段として残されている伝統行事だと思うと語られました。

「歴史のなぞ」次回は8月第5週の8/29(木)の10時台にお送りする予定です。どうぞお楽しみに…

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