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9/19(木)モニロケいきいき草津 琵琶湖博物館 はしかけ「うおの会」「近江はたおり探検隊」

9/19(木)モニロケ785木曜日は高橋さゆりと三井麻莉子でお送りしました。
「いきいき草津」前半は琵琶湖博物館 学芸員 橋本道範さん、はしかけ「うおの会」中尾博行さんと「近江はたおり探検隊」辻川智代さんにお越しいただきました。

琵琶湖博物館の「はしかけ」って?

「はしかけ」とは博物館を利用して自主的に活動する個人や団体です。
市民が活動に参加する参加型の博物館として1996年オープンした琵琶湖博物館ですが、はしかけ制度は2000年に発足し身近な自然や暮らしをテーマとして現在23グループ365人が活動しています。
ちなみに湖北地方で男性と女性を紹介して知り合いにする人を「はしかけ」と呼ぶところから、地域社会と博物館とに橋をかける役割を果たしてほしいという願いを込めて「はしかけ」と名付けられました。

琵琶湖博物館で現在活動しているグループは…大津の岩石調査隊、里山の会、植物観察の会、田んぼの生きもの調査グループ、琵琶湖の小さな生き物を観察する会、虫架け、ほねほねくらぶ、森人(もりひと)、海浜植物守りたい、近江の巡礼の歴史勉強会、暮らしをつづる会、水と暮らし研究会、淡海スケッチの会…など自然系16、文化系4,その他3 の合わせて23あります。

はしかけ「うおの会」さんの活動

中尾さんが会長を務める「うおの会」は2000年の発足時から活動するグループで小学生から70代の方まで70名ほどが所属しています。
琵琶湖や川の魚を楽しく捕まえることだけではなく、魚の種類とその場所などきちんと記録を残して調査することを大事にされています。
先日は草津川で10種類ほどの魚を捕まえたとのことです。
20年を超える活動の中で以前はブラックバス、ブルーギルなどの外来魚が多く困っていたけれども、最近は日本の魚がずいぶん増えてきているという感覚があるそうです。
また参加していた小中学生が成長して水産関係の大学に進学したり、研究者として大学に就職したという報告を受けると「やっててよかったといつも思う」と話されました。

川での調査活動の様子
琵琶湖岸での調査活動の様子

はしかけ「近江はたおり探検隊」さんの活動

辻川さんが所属する「近江はたおり探検隊」は15名ほどが植物から糸を作って機織り機で布を織っています。


主に綿とカラムシ(麻)の2種類の植物から繊維をとり、糸を紡いで昔ながらの機織り方法で布を織るという根気がいる作業です。
出来上がった布は長い時間かけて織ったものなので「それにハサミを入れて何かを作ることはなかなかできない」との言葉には実感がこもっていました。
昔のものを昔の状態で復元することを目ざしていて、スタジオに70年くらい前の野良着の布とそれを詳しく調べて復元した布を持って来られました。

琵琶湖のハスからとれる粘りがあるクモの巣のような糸に撚りをかけてベージュ色の糸を作ったこともあったそうです。

「はしかけ」メンバーになるには?

「はしかけ」のメンバーになるには年4回程度開かれる登録講座を対面またはオンラインで受講します。
博物館の理念に沿って活動することやはしかけ制度の説明、各グループの活動が紹介されます。
詳しくは琵琶湖博物館のホームページで「はしかけ」と検索してください。

滋賀県立琵琶湖博物館
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またびわ博フェス2024が11/16(土)17(日)に開催されます。
「うおの会」は魚のキーホルダー作り「近江はたおり探検隊」は樹皮を編んでストラップ作り…など、はしかけが主催する様々なワークショップもあります。
ぜひ琵琶湖博物館へお出かけください。

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