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12/19(木)モニロケ ゲスト 保護司 三上拓男さん

12/19(木)モニロケ785木曜日は高橋さゆりと三井麻莉子でお送りしました。
「いきいき草津」前半は草津市で保護司をされている三上拓男さんにお越しいただきました。

保護司とは犯罪や非行を犯した保護観察の対象者と面談して、再犯防止や更生を支援する活動をしています。
三上さんがPTA会長だった45歳の時、保護司をしていた副会長から誘われたのがきっかけでした。
それ以後30年間保護司を続けられています。責任ある仕事ですが活動はボランティアとのことです。

現在草津市には33人の保護司が活動しています。高齢化が進んでいる上に引き受ける人が少なくなっているという現状があります。
具体的な活動としてまず「社会を明るくする運動」があげられます。同じ中学校区の保護司との懇談会や、校区内でのあいさつ運動を続けています。

そして一番大切な活動は「保護観察」です。月2回保護観察の対象者と自宅で面談します。
対象者は多い時では3~5人を担当することもあり、その分面談する回数も増えてきます。

面談のある日は家の外に出て来訪者を待ち、挨拶を交わして相手の表情を見ながら一緒に家に入ります。
コーヒーやコーラなど年齢や好みに合わせて飲み物を出して、温かい雰囲気の中で面談を始めます。

面談では「遵守事項」を口に出して読んでもらい、それらを守っているかどうかを尋ねます。
保護観察の対象者は中学生から70歳前後までと幅広く、これまで多くの人を担当されてきました。

30年にわたる保護司活動の中で大変だったのは、保護観察を担当している途中で再び犯罪を犯して逮捕されてしまうことです。
その逆に良かったことは、保護観察の任期が満了して無事に送り出す時だそうです。

実は三上さんはこの秋の叙勲で瑞宝双光章を受章されました。おめでとうございます。
授賞式はまず東京の法務省で勲章をいただいて、それを胸に付けてバスで皇居に入ります。
天皇陛下から受賞者へお言葉をかけられたのですが、前から2列目の席だったのでよく拝見することができたそうです。

30年間保護司を務められた三上さんの功績が認められて、貴重な経験をされたのは素晴らしいことで、心から良かったなと思います。

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