MENU
オンデマンド配信は【こちら】

8/21(木)モニロケ 国際交流市民活動の紹介 ゲスト 安居真菜美さん 三宅茉依さん

8/21(木)モニロケ785木曜日は高橋さゆりと三井麻莉子でお送りしました。
「いきいき草津」前半は草津市や大津市で国際交流の活動をされている安居真菜美さんと三宅茉依さんにお越しいただきました。

国際交流 活動内容

安居さんは6.7年前に草津市国際協会(KIFA)主催の日本語ボランティア養成講座に参加したことがきっかけで活動を始めました。

現在はフリーランスの日本語講師として対面やオンラインで授業をしています。
オンラインの生徒さんには海外在住たとえば中国に住むシンガポールの方や台湾、韓国の方など来日経験があり日本語を学びたいという人が多いです。
自身のホームページや講師登録したプラットフォームサイトを通じてレッスンの申し込みがあります。

そのほか南草津駅近くのUDCBKで毎週火曜日に開催される「やさしい日本語サロン」の運営チームの一員として運営やイベントの企画、実施などをしています。

三宅さんは学生時代に出会ったイラン人の友人が当初は日本に不満を持っていたものの、子どもが生まれたことで地域の方と話す機会が増えて日本を好きになったと話してくれたことで、外国の方が地域とのつながりを持てるきっかけを提供したいと考えました。

昨年5月に「ままとものわ」という団体を立ち上げて大津市で月に一回ほど外国にルーツのある家族と日本人家族との交流会を開催しています。
大人と子どもが一緒に楽しめる英語や日本語のゲームや日本文化や海外の文化を学べる簡単なアクティビティを行った後、お茶をしながらお母さんたちが交流します。
告知は主に公式LINEとインスタグラムで行っていて毎回10人前後が参加しています。

活動を続けてきて良かったこと

様々な国の人と出会ってその国の伝統、文化、言葉など多くのことを教えてもらい、毎回刺激を受けて楽しんでいます。特に参加者から本場の家庭料理を振る舞ってもらえるのは特別な経験であり、新しいものの好きの自分にとって非常に楽しい活動だと感じています(安居さん)

特に印象に残っているのはモンゴル人のお母さんから「国や文化が違っても子育ての悩みは一緒だね」と言われたことです。自分も2歳の子どもを育てており他の方に救われることも多いので、この活動が同じように悩むお母さんたちの心を少しでも楽にできているなら嬉しいと感じています(三宅さん)

活動を通じて見えてきた課題

外国人の女性たちが抱える悩みは、日本語の言葉の壁に加えて子育てや夫婦の関係など日本の女性と同じであることに気づきました。自分も他県から嫁いできて孤独を感じた経験があり気持ちはわかります。そしてまだ情報が届いていない一歩踏み出せずにいる人たちにもっとこの活動を知ってもらい、参加してもらうための工夫が必要だと感じています(安居さん)

参加者から「産後うつ」などの深刻な問題を聞く機会が増えて、自分だけでは対応できないため専門家や専門機関との連携の必要性を感じています。また子どもが学校や友だちとの交流で日本語が上達する一方で、家では親の「母語」を話していてもその言葉が話せなくなることへの悩みを持つ家庭が少なくないことにも気づきました(三宅さん)

今後の活動の展望

日本語を教えるだけではなく、学んだ日本語を使って特に女性や母親が日本の社会で何かに挑戦したいという思いがある時に、自身のフリーランスや母親としての経験を生かしてサポートし、彼女たちが自分らしく生きていけるように貢献したいと考えています。実際に仕事にチャレンジする生徒の姿を見てその力になりたいという思いを強くしています(安居さん)

参加者が住む地域とつながれるようなイベント、たとえば来月行うパステルアートのように他の団体と協力したコラボイベントを企画したいと考えています。高齢者や子どもも参加するイベントを通して地域との新たなつながりのきっかけづくりをしていきたいです(三宅さん)

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!