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4月 草津レポートこちら

1/19(木)モニロケ 装束司 高瀬照雄さんゲスト

1/19(木)モニロケ785木曜日は高橋さゆりと三井麻莉子でお送りしました。

「いきいき草津」前半は草津にお住いの装束司(しょうぞくし)高瀬照雄さんにお越しいただきました。

装束司とは神社の神主さんや巫女さんの衣装、時代祭など行列のさまざまな衣装などを仕立てるお仕事です。

仕立てるのもいろいろな工程があって、染め、張り、仕立て…と分業制で仕上げます。

そのほかに神社の本殿の調度品や御殿の中の飾りつけなども担当し、神社から依頼があればそれぞれ専門の職人を手配します。

高瀬さんのお父さんが戦後京都で装束店を開かれたのが始まりですが、17歳の時にお父さんが亡くなられ高瀬さんが装束司として進む道は決まりました。

最初は何もわからずに飛び込んだ世界で、営業することの大切さやベテランの職人さんたちと仲良くしないと物ができないなど苦労されたようです。

以降装束司として60年、さまざまな決まり事などの知識を積み重ね人脈を広げて今日に至ります。

具体的なお仕事として各地の神社を回って神職さんの位に合わせた装束の注文を受け京都で作って納めます。

「服制」といって神職の位によって着る装束が決められています。たとえば袴を例にとると位が一番低い若い方は白でその次があさぎ色、紫、紫に紫の紋、紫に白の紋、白に白の大きな紋と違ってきます。

また装束を納めるだけではなく衣紋司(えもんし)といって祭事にその着付けもします。

さらに神社の調度品の注文があれば職人に依頼して作るのですが、できあがった品物は決まりどおりに配置します。

神様が祀られている内陣の扉の中を修繕する時は神職と一緒におはらいをして、扉を開けて寸法や素材を調べ見積もりを取り注文を受けます。

扉は何10年と閉じられたままのものもあってほこりがたまっていたり、神職もその中を初めて目にする場合もあるとのことです。

装束のお店は現在京都で11軒ほどで2.30人が携わっています。これから先もなくてはならない貴重なお仕事ですが人数は減りつつあります。

高瀬さんご自身はは息子さん娘さんが跡を継がれるそうです。

「仕事は楽しいし一つとして同じものはないからおもしろい」と語られたのが印象的でした。

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