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5月 声の広報こちら

10/17 Happy BOUSAi 「福島県 訪問記」

出演 #関西大学社会安全学部 近藤ゼミ
4回生 山名真璃さん 杉山凌成さん
3回生 矢嶋爽花さん 初登場
草津市危機管理課 橋本啓嗣さん
聞き手 パーソナリティ&ディレクター中嶌裕恵

今回は近藤ゼミで定期的に訪れている福島県の訪問記を訪問した山名さん・矢嶋さんに報告しながらお送りします。

「フクシマ」というと、東日本大震災で爆発した原子力発電所をコントロールするために大量の処理水がたまり続けていて、ついに海洋放流が始まったことなどが、最近ニュースで伝えられています。しかし、勿論、福島で起きていることは「そればかり」ではありません。東日本大震災が起きてから12年余りの月日が流れましたが、福島に暮らす人たちがどのような状況にあるか、そのことをしっかりとと見つめるために、ゼミでは、毎年数回、福島県の内陸部と沿岸部の両方にアプローチしています。

前半は、内陸部の「西郷村(にしごうむら)」です。村の中の「羽太(はぶと)小学校」へ訪問し、1時間半の防災授業の中で「クロスロード」を行いながら児童に災害時のジレンマ状況に対して、それを「わがこと」と捉えて、自分なりに考えてみるという演習を行いました。その事についての報告を聴きました。

 また、沿岸部の「浪江町(なみえまち)」では「請戸(うけど)小学校」での話では、海に出て浜辺に車を寄せると、そこから東電の原発サイトが見え、距離にして2キロのところまで近づいていたそうです。この付近に小学校があります。津波の被害を受けて、その後放射能を受けて立ち入り禁止になっていたようですが、除染して今は震災遺構をして公開されています。その当時の子どもたちの避難状況について話して貰いました。

 そして、「双葉町(ふたば町)」駅前の区画と、ごく一部のゾーンが除染されて、ようやく人が住めるようになってきましたが、町に戻った人は100人に満たない状況だということでした。町の面積に占める、除染されたエリアは、わずか5%。しかも、広大な山を使った「中間処理施設」が作られました。つまり、他の町の復興が進むと、双葉町の復興は遅れる、もしくはどんどん後退していってしまう、という構図。そこで、ぜひ訪れて欲しい施設を紹介してくれました。「東日本大震災原子力災害伝承館」公式HP→https://www.fipo.or.jp/lore/ ここは多くの人がまだ知らない施設なので是非訪れて欲しいと話していました。

【告知①】

内容:木造住宅の耐震診断・耐震改修、災害時の避難経路確保について

木造住宅の無料耐震診断・無料耐震補強概算用算出を行っています。また、危険木造建築物解体補助金・ブロック塀等改修促進補助金の受付を行っています。 但し、各条件があります。

    <広報くさつ6月号8ページ掲載事項>

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